2014年2月アーカイブ

ヘッジファンドなどのFXの投機の結果

ヘッジファンドなどのFXの投機の結果は、為替の暴落にとどまるものではありません。

一国の経済に致命的な影響を与えます。為替は取り扱いしだいで、恐ろしい力を発揮するものなのです。

通貨の急落が次に引き起こすのは、国内産業の業績悪化を見越した株式市場の暴落です。そして通貨・株価が急落すれば、海外からの投資は、一目散に国外へ逃げ出します。

外国の投資家は相場がどんどん下がり、ほうっておけば紙くずになる株券や現地通貨をその前に売って、自国通貨(ドルなど)にもどしてしまうのです。しかし、これによって現地の企業経営は、資金的に破綻状態に陥ります。


さらにFXで通貨の急落が招くのは、猛烈なインフレです。

安くなった通貨によって日常生活を支える輸入品が急騰するからです。この結果、国民生活は物資の払底と高騰で、大きなダメージを受けてしまいます。

企業経営は資金的に難しくなる一方、海外からの原料・エネルギー調達でも高騰の打撃を受け、操業不能に陥ります。

生産はストップし、ついには賃金支払いも滞ります。企業の倒産が出はじめます。失業者が街にあふれ、治安の問題にまで発展する、ということになります。


このようにFXで為替の暴落による通貨危機は、一国の経済を壊滅的にまで打ちのめしてしまいます。政府・通貨当局の経済政策で、物価対策に加えて、為替対策が重視されるゆえんです。

ただ、アジア諸国はこうした通貨危機以後、景気に底打ち現象が出はじめ、プラス成長に向かっています。為替も元に戻らないまでも、反発傾向にあり、経済は徐々に回復してきています。