2011年2月アーカイブ

他人を気遣う気持ちをもった人たちが、その優しい気持ちゆえに人知れず多汗症で悩んでいるのが現状です。

それほど多汗に悩む人は、自分の本音を率直に表現できなかったり、他人の気持ちを気遣いすぎる人が多いのです。それが多汗症の原因にもなっています。

こうした人たちの多くは、社会にでてからも人づきあいが苦手で、ときには引きこもってしまうこともあります。そうした内向的な態度がさらに多汗に結びついてしまうのですが、特徴的なことばがいくつかあります。

「こんなに汗が多いのは、私だけではないでしょうか」
「私が人間関係がうまくいかないのは汗がでるからです。もし汗が減れば、積極的な人間関係を築けるはずなんです」
「汗がつらいというより、汗で悩んでいることを知られるのが恥ずかしい」

いま挙げたようなことばをもって「人を思いやる優しい気持ち」と、まとめることはできません。

むしろこうしたことばの根っこにあるのは、自分自身に向ける意識の強さです。

多汗症の原因とは

たとえば「汗が多い原因は私だけ」というのは、自分をことさら差別化したいという気持ちの表れですし、人間関係のまずさを汗のせいにするのは、ほんとうの原因から目をそらして逃避している態度です。

どちらもけっして前向きとはいえない、否定的な感情です。